まいみは足が速くてすごいけどずっとずっと遠くにいて僕からどんどん遠ざかっていくんだって僕は知っている

金曜とか土曜より日曜のほうが遥かに飲んでるってぜったいおかしいんだけど(古来よりただ「飲む」と記述されている場合断りが無い限りアルコールの話でマチガイナイので知らないやつはメモっとく{べき|べきでない})でも℃がおもしろすぎるのでどうしたって酒が進むわけで。つまり今夜はおれ以外全員℃オタっていう異常な条件下で PV とか番組見ながら飲んでたんだけど一時間しないうちにみるみる引き込まれてもう恋しちゃいそうでした。ああいう細っこい女子と恋したい。行為したい。こぅぃしたぃ。一緒にガッタメラータとか木炭デッサンしながら「別にこういうことやりたくてここ来たわけじゃないんだけどねー」とか偉そうに言い合いたい。でそのあと飯食いながら腫れ物に触るように「誰とか好き?」っつったらすげえ考えたうえで「逆にアンソール」とかつまんねーこと言ってそれであっちも「ああそれだけ考えたのにそのくらいね」みたいに安心しておれもそのほっとした感じを汲み取って互いに「ああこいつはこんなもんか」って安心して自分らがアートぶりたいだけでそれほど美術表現に賭けてるわけじゃなく己の諸々の機能不全を紛らすべくカルチャー全般に浸り自らの特殊化を図ることに汲々とするばかりであるただのコミュニケーション不全者だということを、お互いがそうであることを理解しあいたい。何にも賭けられずにいるヌルさを君と分かち合いたいんだまいみ。おれが自分たちを評して「単体じゃ戦闘能力ゼロのギャグラップサークル」って言ったら君は「暴言乙wwww」って笑うんだよまいみ。いやラップとかわかんないじゃないよまいみ。あれちょっと待ってまいみ。わかってんのまいみ。そんなジャージなんか早く着替えてあのワンピースを着てきなよまいみ。ちんたらしてんじゃねえよ早くしろよ。ごめん言い過ぎた。いやごめんって。痛い。手足長い。なにそのリーチと回転するブロウ。でもその長い腕も好きだよまいみ。ってよく見たら梅さんだったごめん。まいみはこっちだったごめん。痛い。生まれてごめん。打ちてし止まない拳。痛みに強い背中を前面に出す亀の防御で打撃に備える寂海王。然るのち顔を上げると当然のように誰もいない一人暮らしワンルームだお^^ 寂たる日曜。なんでこんなことになってしまったんだなんで。おかしいだろこんな広い空間に一人で。
「ウジウジしてちゃダメだよ。」
まいみの声が聞こえた。気がした。