缶ビールで酔いを回すのは大事業だ。

遠くない将来地震があるのを分かってて東京を去らずに住み続けるのと同じで、パウロが彼岸にいるのを分かっていながら碌々と日々を過ごしている。イデオロギーで動くには、あまりにも心が鈍い。しかしわが事ならいざ知らず、赤子は政治も思想も解さないが、それらによってあっけなく命を奪われうる。ならば指をくわえて見ている法はないではないか。赤子かわいさに此岸に執着するのはもうやめだ、飛び出せ青春! が右の扉、いまや危うい此岸も赤子かわいさで改造思想、このまま終わると思うなよ! が左の扉、さてせっかくだからどっちを選ぶ。