天網恢恢疎にして漏らせ

第三のビール(安い)を飲みながらゆくりなくも童子にいさんや dabo や三村信司*1などを思い浮かべ海に流して僕らもうすぐ卒業だねって。愛してるの響きだけで強くなれる気がしたの。甘酸っぱい思い出といつかの声、そして青春期にありがちな君の失態がフラッシュバック、ほとばしる野生の叫びが月を穿つ。因果応報で埼京ダイブ。( but )悔いとしがらみは買ってでも。嘆息盲目矢尻で do 。君の唇に神が宿る。

斯様に生きることにするがしかし都会という場所では個は暴力的な無関心に曝され(疎)にも拘らずひとたびコードを逸脱すると途端に激しい懲罰を受ける(漏らさず)。漏らせよ。都会くんったら聞き分けがないんだから。なのでどうあれば円滑に過ごせるかという自衛を施さざるを得ない。隣の芝生から見ていこう。

まず自覚なしにコードをなぞれる人種がいる。こいつらは天才なのでフォームを真似してはいけない。小学生のうちから振り子打法なんてしてると外角に弱くなるよ。でもこいつらが意外と数多くて実に全体の五割。いやンなりますね 2009 。アメトーークの話が好きです彼らは。次。

才能には恵まれなかったものの修練の末に護身を完了した人たちも少なからずいる。これが全体の二割。彼らは立派だ。勇者だ。御子柴翁も太鼓判だ(冷や汗付き)。又聞きの又聞きだが、驚くほど優秀なビジネスマンが「美容師と何を話していいか分からない」という理由で 20 年余り自分で髪を切っているという例がある。これこそ超克。顔で笑って心で泣いて、ついでに背中が煤けてる。文字通り身を削って人波の潮目に身をまかせながら、隠し刀の切っ先だけ流れに逆らい艶めき光る。こんな狂人―凶刃どもが五人に一人のジャパネスク。おっかないねえ。次。

さて天稟も無く修練にも足らないすくたれものウィーアー、目指すべきは何か。現在のところ我々のおかれた立場は「残された二割( 20% to be done )」と俗に呼ばれる吹き溜まりなのだが、その上澄み部分がひとまずの目標になる。すなわち、許される範囲での逸脱者。咎められるでもあざ笑われるでもなく、まして捕縛拘束打擲焼却はノーサンキュー the 特権階級。やんのか。やれんのか。次回はそこに至るための具体的なプロセスを追いたい。恋したい。行為したい。word out.

*1:胡乱