無線

管理職はストレスがたまるから飲酒。寒帯は寒いから飲酒。なのでエリツィンはあらゆる意味で極北だったんだなあと 2009 年にもなって気付くんだけど今年は奇しくも彼のロシア大統領辞任からちょうど 10 年目なのだった。それはどうでもいいしそもそもあれ大晦日だったからほとんど 9 年目なのでなおどうでもいいんだけど、とにかく哀しみと寒さと酒の相関関係だ。心も体も寒いから飲む。とはいえ冷凍庫のスピリタスズブロッカバッファロー!)は週日からは飲む気になれないあたり自分は凡人で、平気で遅刻を重ねてたら給料が減ってましたーみたいなことは到底言えそうにない。それでホッピーなど飲んでるわけだけど飲みながら人と電話で話していたら途中から脱線が目立ったので打ち切らせてもらうに至り、それ自体はいいんだけどその段階に入るのが見込みより 2,30 分早いではないか。すわ弱ったか、と思ったら電話で話し始める 30 分前に飲んでいたのな。砂漠の民いわくサモアリナーン。書いてみたらそんなにおもしろくない。推敲はしない。

売れてるのか売れそうなのか、とにかく話題にはのぼるので、伊勢田哲治「動物からの倫理学入門」を飲みながら読んでいる。といっても酔っ払いなので牛歩戦術。カントってこんなこと言ってたんだっけ、ああそうかそうですね、先生の仰るとおりです。みたいになるので詐欺師連中は酔っ払いを重点的に狙うといいんじゃないでしょうか。それこそ飲み屋街で暗躍すれば make money money money ですよ。で狙いですけど、私見ですがゴールデン街は情報強者、思い出横丁は息抜き下手、ブロードウェイは底抜け系が集まってらっしゃるように思います。さかえ通りは多分おれが思ってる以上にギョーカイ的で、たとえばこないだカウンターで飲んでたら隣に座ったおばちゃんが「いや教え子が木村伊兵衛写真賞とってさあー」とか言い出したのでいろいろ胆を冷やした。あ、一応世界に開いたインターネットなのでエクスキューズを挟むと「東京都心部飲み屋事情に明るくない方はご容赦下さい」。英語フランス語スペイン語タガログ語への翻訳作業はロベルト・ガビシャンのやる気次第で進行する予定です。いやとりあえず上掲の本はおもしろいです。進めるほどにおもしろくなるので楽しい。

応答せよ 2009 年 あれから数えて何年

交信更新。もうちょっと酔ったら寝る。それまでは起きて生命。